「ドラムを始めたい!」そう思ったら、最初にどんな機材を揃えればいいのか迷いますよね。ギターやベースと違い、ドラムの練習は基本的にスタジオでの個人練習がメインになります。
まずは、あなたがドラマーとしての第一歩を踏み出すために絶対に必要なもの、そしてあると上達が加速するものをご紹介します。
目次
最初に揃えるべき「必須」機材3選
ドラムを叩き始めるにあたって、これがないと練習にならない、というアイテムが3つあります。
ドラムスティック
これは言うまでもなく、ドラムを叩くためのあなたの相棒です。
- 選び方のアドバイス: 初心者の方は、特定のモデルにこだわらず、一般的な太さ・重さのモデル(例えば、Pearl 110シリーズやVIC FIRTH 5Aなど)から試してみるのがおすすめです。色々なメーカーや材質がありますが、まずは**「叩きやすい」**と感じるものを見つけましょう。自分専用のスティックを持つことがモチベーションにも繋がります。

ドラムペダル(キックペダル)
バスドラム(大太鼓)を足で踏むための機材です。スタジオにも備え付けのものがありますが、フットワークはドラム演奏の核となる部分。自分に合ったペダルで練習することが、上達への近道です。
- マイペダルを持つメリット: スタジオによってペダルの踏み心地が違うと、いつまでも安定した練習ができません。自分専用のペダルを持ち運べば、常に同じ感覚でフットワークの練習ができます。

イヤホン(またはヘッドフォン)
スタジオでの個人練習や、後述する自宅練習、そして何よりメトロノームや音楽を聴きながら叩くために必須です。
- なぜ必要?: ドラムの生音は非常に大きく、そのままではメトロノームや音楽の音が聞こえません。また、耳の保護のためにも遮音性の高いものや、ドラムの音に埋もれずしっかりとモニタリングできるカナル型イヤホンや密閉型ヘッドフォンが特におすすめです。

自宅練習を充実させる機材
スタジオ練習だけでなく、家での隙間時間に練習できる環境を整えることも、ドラム上達には非常に有効です。
練習パッド(トレーニングパッド)
スタジオに行く時間がない日でも、スティックワーク(手の練習)を欠かさず行える自宅練習の必需品です。
- 使い方: テーブルの上やスタンドに設置して、基本的なストローク練習や、メトロノームを使ったリズム練習を行います。ゴム素材や、メッシュ素材など、打感の異なる様々な種類の製品があります。

メトロノーム
すべての楽器演奏においてリズムの安定は最も重要です。必ずメトロノームを使って練習しましょう。
- 選び方: 専用のメトロノームでなくても、スマートフォンアプリのもので十分です。常に正確なテンポを意識して叩く習慣をつけましょう。

可能であれば導入を検討したい機材
電子ドラム
もし自宅にスペースと予算の余裕があれば、電子ドラムの導入は非常に有効です。
- 最大のメリット: 練習パッドではできない全身を使った練習や、手足のコンビネーションの練習を音量を気にせず自宅で行えます。ヘッドフォンを使えば深夜でも練習が可能です。本格的なアコースティックドラムに比べ、モチベーションの維持にも大きく貢献します。

一番の上達法は「楽しく叩くこと」
色々な機材を紹介しましたが、筆者の体験から言える一番の上達の秘訣は、
「音楽に合わせて楽しく叩く」
ことです。
いくら基礎練習が大切とはいえ、そればかりでは飽きてしまいますよね。好きなアーティストの曲、流行りの曲など、叩きたい曲に合わせて演奏することが、最もモチベーションを高く維持でき、結果的に上達を加速させてくれます。
まずは、必須の3点と練習パッドを揃えて、スタジオで爆音の楽しさを体験してみてください!
